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| '14.8 茅場町 |
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初めて「水かけ祭り」こと富岡八幡宮例大祭に来る。
東京メトロの茅場町の駅で降りると駅の構内に祭りの半纏を着た人がいる。やっているんだなとわかる。
駅のトイレに入ると、そこにも祭り半纏を着た人がいる。その理由は後になって分かる。
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| '14.8 新川１ |
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茅場町の駅から地上に出て永代橋方面に歩くと、お祭りの半纏を着た人が沢山歩いていて、このあたりはお祭りエリアだということが分かる。
霊岸橋を渡る。亀島川である。
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| '14.8 新川１ |
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通りにはお昼休みで食事をしている各町の担ぎ手がいる。
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| '14.8 新川１ |
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神輿が出て行く順に並んで待っている。
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| '14.8 新川１ |
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順番が来ると、このように永代橋方面に向かって担いで行く。５０町を越える街が参加している。各町がこのようにそろいの半纏を着ている。
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| '14.8 新川１ |
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神輿は金棒を持った女性が先導している。
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| '14.8 新川１ |
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永代橋の手前で消防の放水を受ける。水かけ祭りの水かけをはじめて見た。すごい。来てみて良かったと思う。テンションが上がる。
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| '14.8 新川１ |
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この祭りの神輿の掛け声は「ワッショイ」である。
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| '14.8 永代１ |
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こんな風に路肩から一般の人もバケツで水をかける。
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| '14.8 永代１ |
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夏祭りである。浴衣の見物客も多い。
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| '14.8 永代１ |
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神輿連合渡御には５０基以上が参加する。すごいスケールだ。
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| '14.8 永代１ |
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永代橋を渡り江東区に入る。永代通りを埋め尽くす神輿渡御。
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| '14.8 永代１ |
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女性の着ている浴衣に深川の文字。
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| '14.8 永代２ |
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永代通りの景色はこんな感じだ。
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| '14.8 永代２ |
さて、こういうお祭りに来るとトイレが大変である。通り近くのコンビニやお店のトイレは大行列で入れない。近くの公園のトイレも同じだ。基本的に入れるトイレは無い。
茅場町の地下鉄の駅の中のトイレにまで担ぎ手が入ってきていた理由が分かった。こういう大きなお祭りの見物に行くときにはトイレは十分気をつけよう。
僕は早めに動き出したので、なんとかセーフだった。トイレを探して歩いている途中の巽橋からの福島橋の眺め。途中、佃煮屋も見つけた。
茅場町まで戻り、地下鉄の駅のトイレに入り、そのまま地下鉄で門前仲町まで行った。
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| '14.8 富岡１ |
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富岡八幡宮。ここが神輿渡御の終点でである。
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| '14.8 永代2 |
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結局、最後の神輿が門前仲町を過ぎるまで、永代通りをうろうろした。
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| '14.8 永代１ |
「イーストサイド・ワルツ」 小林信彦
第１３章 祭りのころ より
−十五日が富岡八幡のお祭りなんです。三年に一回だから盛り上がりますよ。
−はあ。
私はぴんとこなかった。
−深川八幡といったほうがいいかな。江戸三大祭りの一つです。
−なるほど・・・・・・。
私の相槌は消極的である。
−ごらんになったことがありますか？
−いえ。
−ぜひ、ごらんになってください。・・・・・・あの・・・・・・深川にくるのは辛いですか。
泉佐和子の声が柔らかくなる。
−そうでもありません。
答えてから、やはり辛いかな、と思った。
中略
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| '14.8 |
−そういえば、さっき、深川祭りに誘われた。行ってもいいと思っている。
−見たことはないのか？
月田は驚いた。
−あれは一見に値する。荒っぽくていい。神輿が五十幾つ出るはずだ。
−この春まで隅田川を渡ったことがない人間だぜ。見ているはずがない。
−じゃ、見たほうがいい。そうか、今年は大祭の年なのか。
月田は感慨深げだった。
−三年に一度だからな。エネルギーを貯めておいて、爆発させる。かけ声がいいんだ。そいや、そいや、なんていんちきじゃない。わっしょい、わっしょい、だ。神輿の揺れ方も変わってくる。
−行ってみるかな。
つぶやくように言った。祭りではなく、加奈と歩いた小津橋や万年橋をもう一度眺めたい。
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