三ノ輪橋－浅草

三ノ輪橋－浅草

'21.12

「フォトガイド東京歩き」木戸征治　晶文社（1994年）　三ノ輪橋駅　都電荒川線　より抜粋

　駅というより、軒先であり路地裏であり、大通りに抜ける小道。やきとり屋、煎餅屋、雑貨屋、衣料品屋とごちゃごちゃ並ぶ。不思議と心安らぐ空間が好き。ホームの先にお稲荷さんがあった。通過する人のほとんが手を合わせていく。
　駅の周辺を歩いてみる。見知らぬ街の商店街を歩くだけで、わくわくしてくる。次にどんな古い造りの家が現れるか、豆腐屋かな、風呂屋かな。どこでも街独特の匂いがある。

'21.12

栗田彰の「江戸の川あるき」（青蛙房　平成11年）によると、三ノ輪橋（三の輪橋）は音無川が日光街道を横切っていたところに架かっていた橋で、日光街道東側の歩道上に「三の輪橋」と書かれた木の橋柱が建っていたそうだ。令和3年の今も何かそれを示すものはあったはずだが、見逃した。

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